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中小企業がリーダーを育てるために大切なポイントとは?

中小企業がリーダーを育てる時のポイント

このページでは、YouTubeチャンネル

『毎週10分 聞いて学ぶ事業経営 2代目・3代目経営者のための TERAKOYA 寺子屋 チャンネル』

をもとに連載しています。

 

『寺子屋 チャンネル』では、2代目・3代目の若手経営者のために送る【 毎週 10 分 】 聞いて学ぶ事業経営ということで、様々な業界の2代目・3代目経営者様からのリアルなご相談にお答えする形でお届けしています。

これをお聞きの若手経営者である皆さんが、必要な意思決定をしていくための軸とヒントを得ていただけたなら、とても嬉しいです。

 

YouTubeでは、相方ケビンとの掛け合いもありとても聞きやすくなっていますので、ぜひ動画でもご利用ください。

お仕事の合間の移動中など、ながら聞きに最適です!

TERAKOYAチャンネル【中小企業がリーダーを育てるために大切なポイントとは?】

 それでは、今週も2代目社長さんからいただいたご相談から始めましょう。

リーダーを育てるには?

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今週の相談者:

船舶製造関係2代目経営者(29歳男性)の方からの相談です。

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先生こんにちは。

昨年実家に戻り、専務取締役として働いています。

それを機会に古くから働いていた年配の方々も退職になり、現在は若手を採用して新しい事業(貿易関係)にも取り組んでいます。

まだ一年ですが、私と一緒に新しい体制を創っている幹部候補の人材が良く働き、現場の若い人材の面倒もよく見てくれています。

そんな中、この幹部候補から

「どうやったら部下は動いてくれるんですかね?」

「というか、成長してくれるんですかね?」

という質問を受け、その場しのぎで、「寄り添う事だよ」と分かった感じで答えました。

しかし後々考えると、どうやったら部下が成長するのか?を明確に答えられない自分にハッと気付いてしまいました。

この幹部候補をチームのリーダーにしているのですが、彼は以前からの知り合いということもありなんとなく気持ちをわかってくれて、こちらの困っていることにも手を貸してくれます。

来年の1月からは彼には正式な幹部、マネージャーとして昇進してもらおうと思っていますが、彼から「私の代わりの次のリーダーを誰にするのか? どうやって育てたらいいのか?」いう相談もありました。

私はちょっと考える、と言ってその場を濁しました。

本屋でリーダーの育て方という本を読みましたが、なんかピンときません。

先生は以前、ご自身の事業を、多くのリーダーに任せているとセミナーで仰られていました。先生の考える、

・どうやったら人が成長するのか?

そして、

・リーダーをどのように育てるのか?

のポイントなどが知りたいです。

よろしくお願いします。

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リーダーの育て方がわからない

 自分で考えさせる事が大切

人がどうしたら成長するか?…  ですよね。

「寄り添う事だよ」でいいのではないでしょうか。 (笑)

実際に、人材の成長やリーダーの作り方は沢山考え方があるので、正解はありません。

やってみて、ひとつひとつ自分のやり方を作っていけばいいと思っています。

私自身も、事業やそこで働いてくれている人によって、やり方変えています。

例えば、中国の方は何も言わずに、勝手に次々と自分たちのやり方で進めてしまいます。

ですので、しっかり指示を出します。

では先ず、この方の課題を整理していきましょう。

①    どうやったら人は成長するか

②    どうやってリーダーをつくるのか

この2つだと思います。

まず、成長とはどう事でしょうか?

例えば、子供の成長では「あの子は昔と比べて成長した」と言ったりします。

つまり成長というのは、今まで出来なかった事を出来るようにすることです。

皆さんは今、出来ない事は何ですか? 出来ないことが沢山ありませんか?

私も含め、出来ない事は死ぬまで無くならないと考えています。

もし、仕事で部下に成長をしてもらいたいと思うのであれば、

「何が出来るようになることを会社は望んでいるのか?」をはっきりさせることが大切です。

そして、それが主観ではなく客観的に出来たか、出来なかったか?がわかるように、部下に目標として与えることが重要です。

もしくは、部下自らが目標を立てるようにして、それが出来るようになるための方法を自ら考えさせ、実行させて、出来る様にサポートすることが成長させるポイントだと思います。

ここでは、自分でやり切らせる事が大切です。

やり切って上手くいけば、どうして上手く出来たのか?

出来なければ、どこを変えれば出来る様ようになるか?

を考えさせて、再度チャレンジさせることで自分に自信が付いてきます。

この時に、この目標が高すぎず、低すぎないようにするのが、この方が言っていた「寄り添う事だよ」に当たるのだと思います。

是非このようなやり方で試してみて下さい。

自走出来る人は自信がある人

次が、リーダーの作り方ですね。

実際にリーダーにも色々あります。

会社によって、リーダーに求めるモノも変わってくるはずです。

私の会社ではリーダーに、「自走できる事」を求めています。

具体的に言えば「自ら考え、自ら意思決定し、自ら行動して成果を上げられる人」と定義しています。

しかし、これがリーダーに必要な要素だと分かっていても、どうやってこれが出来るようになるか?

どうやって、このようなリーダーを作るか?は具体的には分からないと思います。

なので、ここでは1つやり方をお伝えしたいと思います。

まず、組織のリーダーになるためには「自分自身のリーダー」にならないと他人のリーダーにはなれません。

これはどういうことでしょうか?

これは、リーダーになるためのステップを理解して、リーダーを創るという事です。

その最初のステップが「自分のリーダー」になることです。

では、自分自身のリーダーを言い換えて、「自走できる人」としたら、自走するためには何が必要でしょうか?

逆に、自走できない人とはどんな人だと思いますか? 

それは、自信がない人のことです。

自信がないと、自ら一歩を踏み出せないのでなかなか自走出来ないのです。

自走出来る人は自信のある人

自分自身との約束を守る事が、自信に繋がる

では、どうやったら自信が付いていくのでしょうか? 

実は、自分との小さな約束を守り続ける事で、少しずつ自信が付いてきます。

お客様との約束は守るのに、自分との約束は破ってしまう事が結構あると思います。

例えば「1日1時間は本を読む」という自分との約束などです。

自分との約束を破ってしまいますと自分はダメな奴かも…と考えたりしますが、その時こそ自分と向き合う事で自分がわかってきて、自信の種になります。

小さなことからでいいので、自分自身と約束して、その約束を守り、自分に少しずつ自信を付けるようにしてください。

そうすることで、自ら一歩踏み出す自走が出来るようになってきます。

自分自身のリーダーになることが出来れば、次のステップとして1人のメンバーに対して同じように、リーダーシップを発揮出来るようになってきます。

その後は、組織やチームも自走出来るように育てることが出来るリーダーになれるのではないでしょうか。

自走できる人は、自己評価できる人だと思います。

他人の評価ばかり気にせず、自己評価出来るようになりたいですね。

今日は、リーダーの能力とリーダーになるステップをまとめたシートを道具箱に入れておきます。

参考にしてみてください。

それではまた。

リーダーになるためのステップシート

ここで入手できるツール

4-1 リーダーに必要な能力と【リーダーになるためのステップシート】

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