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TERAKOYAチャンネル【経営の“見える化”編】機敏な方向転換、ピボットを意識しろ!!

押さえるべき新規事業の6つのポイント

このページでは、YouTubeチャンネル

『毎週10分 聞いて学ぶ事業経営 2代目・3代目経営者のための TERAKOYA 寺子屋 チャンネル』

をもとに連載しています。

 

『寺子屋 チャンネル』では、2代目・3代目の若手経営者のために送る【 毎週 10 分 】 聞いて学ぶ事業経営ということで、様々な業界の2代目・3代目経営者様からのリアルなご相談にお答えする形でお届けしています。

これをお聞きの若手経営者である皆さんが、必要な意思決定をしていくための軸とヒントを得ていただけたなら、とても嬉しいです。

 

YouTubeでは、相方ケビンとの掛け合いもありとても聞きやすくなっていますので、ぜひ動画でもご利用ください。

お仕事の合間の移動中など、ながら聞きに最適です!

TERAKOYAチャンネル【経営の“見える化”編】

 それでは、今週も3代目社長さんからいただいたご相談から始めましょう。

生き残るための経営方法とは?

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今週の相談者:

大阪府大東市

電器機器加工業3代目経営者(39歳男性)の方からの相談です。

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先週、突然取引先の社長が会社を畳むと挨拶に来ました。

先代からの付き合いで、あまりにも急だったので本当に驚きました。

理由を聞いたのですが、「色々と・・・」と言葉を濁らせたまま帰られました。

何か見えない波が押し寄せて来ているようで、何が今起きているのか?

不安が現実味を帯びてきたことを、ゾッとして感じています。

また先週末に知ったのですが、隣の市のライバル会社が新しいビジネスを始めている事、を知り合いの社長から聞きました。

うちでも新規事業を始めたいのですが、中々アイデアも出てきません。焦るばかりです。

3年前に先生の講演を聞いたとき、まだ世間はコロナではありませんでしたが、このような状況を先生は予測されていました。

既にもう遅いのかもしれませんが、今から何か新規事業などを始めた方が良いのでしょうか?

一体これからどんなことが起きるのでしょう?

うちのような小さな会社はどうやって生き延びればいいのでしょうか?

矢継ぎ早にすみませんが、教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。

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生き残るための経営方法がわからない

『ピボット』を意識

先ずコンサルタントは、将来の不安を煽るのが仕事ですから、いつでも「将来の危機について」の講演などやっていますので。

私が3年前に予測したことが当たった、というわけではないと思いますよ(笑)

                                                           

では、いつもの様に、この方の相談を整理して課題化しましょう。

この方の課題、解決したい事は、

①    倒産する会社が周りで増えているが、今どんなことが起きて、このようになっているかを知りたいということ

②    それに対して自分たちはどのように具体的な準備し、生き残りの行動をするべきか?

③    将来のために、新規事業を始めた方がいいか?

ということです。

先ず、何が起きているかですが、これは前回もお話し差し上げたように、市場が今までの延長線ではない変化をしています。

具体的にはスピードが速く、不透明で市場自体が急速にシュリンクしています。

そして「ITやAIなどの技術革新」で、「昨日までの事業・ビジネスモデル」が一気に不必要になってしまうということが起きています。

「デジカメ」が「スマホ」によって不必要になることなどが良い例です。

それに対して、どのように対処するべきか? が今回のご質問でした。

おそらく、今までは市場の変化に合わせて事業を改善、変化させていくことが重要でした。

しかしこれからは、対処しない方がいいのではないでしょうか。

リアクションで対応していたら、常に何かに追いかけられるようになりますし、スピードについていけなくなるでしょう。

では、どうしたらいいか?

リアクションをするのではなく、できれば半歩先を予見して自らが変化して行くことです。

機敏な方向転換も必要になってきます。

よく言われているピボットというやつです。

経営の3つのステップ

具体的な準備は「自ら変化し続ける力」をつけること。

つまりは「小回りの利く体制をつくる」ことが重要ではないかと思います。

これは私の自論ですが、方向転換をしやすいように、会社を大きくしない勇気も必要なのではないでしょうか。

固定費を変動費に変えておくことも重要です。(会社の体質を変えるという事です)

そうです、筋肉質にするという事です。

そして最後に新規事業の話ですが、常に新しいことをやっていかないとならない時代ですから、新規事業はやった方がいいです。

しかし、新規事業を始めるには準備が必要です。

何が重要かと言うと、3つのステップを踏んでからスタートすることをおススメしています。

例えば、

①    経営のルールを知る

②    経営を見える化する

③    経営を仕組化する

こういったステップを踏んで、準備をしていただければと思います。

今日は、準備の方法など詳しくはお話ししませんが、これは後日またお話します。

経営の3ステップ

新規事業6つのポイント

今回は、新規事業を創っていく際の6つのポイントをお伝えします。

すべて、ピボット力を高めるポイントです。

①クイックスタートし、クイックストップする。

 (PDCA→DCだけを高速に回す感覚です。)

②Several体制をとる。

 (Severalとは複数という意味ですが、単に複数の事業をすることではないです。これは次回に詳しく話をしましょう。)

③マネジメントとリーダーの役割を明確にする。

 (管理とリーダシップは違うという事です。ブレーキとアクセルの役割と言えば分かりやすいでしょうか。)

④個人的なイノベーションを興していく。

 (経営者自身で個人的イノベーションを自分なりにしていかないと、企業・事業のイノベーションは起こすことは難しいです。これも次回に詳しくお話します。)

⑤絶対自社だけでやらない方がいい。

 (アウトソーシングなどを活用して、スピードを早めることをお勧めしています。)

⑥上限目標を設ける。

 (ミニマムの目標ではないです。これ以上やらないという目標の事です。)

何故?と思われるかもしれませんが、まずこういった時期は大きくしないで、ピポットが出来る体質を作っておくという意味で、上限目標を設けるというやり方がいいと思います。

この6つに関しては、どこかで詳細にお話しする機会を創りますので、楽しみにしておいて頂ければと思います。

中小企業が生き残るために戦うニッチ市場は、もうなかなか残っていません。

なので、レアな市場を自社で作らなくてはなりません。

先ずは、この6つのポイントを抑えて頂いて、色々ピポットしながら生き残るための具体的な行動を取って頂ければと思います。

今回はこの「6つのポイント」の中身をまとめた資料を道具箱に入れておきますので、詳しく知りたい方は、良かったら確認してみてください。

今回は少し長くなってしまいました。

それではまた。

変化し続ける力を付けるための6つのポイント

ここで入手できるツール

2-2 ピボット力(変化し続ける力)を付けるための【6つのポイント】

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